鬱病の薬の正しい服用の仕方

■鬱病の薬は効果があるのか？

今日は鬱病の薬とその効果について考えてみましょう。
まず何かがおかしいと思い受診をする。
それは一番大切なことです。

そこで鬱病と診断されたら必ずといっていいほど抗うつ剤という薬を処方されると思います。
鬱病とういうだけでも少しびっくりしまうのに…

薬？？？

と思う人もいるかもしれません。

そこで抗うつ剤とはどのような薬なのか？
また、その薬を飲むことによってどんな効果があるのか？

不安に思いますよね。

鬱病は心の病なのに薬なんて･･･と思うかもしれません。
しかし抗うつ剤は心だけでは補えない脳内にまで効果を発揮する薬なのです。

決して薬に頼ることが逃げることではありません。
心の病だけではない何かが鬱病には隠れているのです。
それを少し和らげるそんな風に思っていただければと…

自分だけで解決しようと思わず色々な方法を試してみるのも鬱病を治す第一歩なのかもしれませんよ。

鬱病と診断された時、治療方法の一つとして休養があります。
しかし、いきなり休養を取れというのは難しいかもしれません。
そこで鬱病の治療として併用されるのが抗うつ剤という薬です。

休養を取って癒されるというのも一つの治療法です。
しかし今の社会、簡単に休養を取るというのは難しいですよね。

鬱病になる人には完璧主義者が多いと言われています。
そんな完璧主義者が仕事を休むだなんて考えられないでしょう。
そこでまたストレスがたまり鬱病を悪化させるのです。

だからこそもう一つの治療として薬を服用するという手が残されているのです。
薬と聞いて依存性や副作用などを心配する人も多いですよね。
しかし、この治療薬には依存性はまったくといっていいほどありません。
そして副作用に関しても他の薬に比べて少ないと言われています。

鬱病･･･

その治療薬･･･

抵抗はあるかもしれませんが、少しでもいい方向に進んでいくなら…

試してみる価値はありそうですよ。

■鬱病の薬とその副作用

鬱病と診断されて必ず処方される薬。
それが抗うつ剤です。

私は病院勤務なのですが精神科ではありません。
だから精神科の専門知識もないのですが･･･
病院勤務というだけで周りからは何でも知ってるはずといわれます(笑)

話がそれましたが･･･

その中でもよく聞かれるのが抗うつ剤の副作用についてです。
薬には必ず副作用があります。
その副作用を超える効果があるから使用するのであって･･･

鬱病の薬として処方される訳ですから効果はもちろんあります。
実際いわれる副作用には眠気・便秘・口渇などがあります。
しかし、医学の進歩によって年々副作用は減ってきているそうです。

副作用で困っている人がいるのなら種類を変えてもらうだけでまた違った効果も期待できるはずです。

つまり、鬱病の薬だからといって心配する必要はないのです。

私鬱病なのに妊娠しちゃった･･･

鬱病のまま出産を迎えちゃった･･･

などという人も少なくないのでは？
鬱病だからといって妊娠・出産が出来ないわけではありません。
しかし、ただでさえ妊娠・出産とは女性にとってストレスのたまるものです。
もちろん喜びもその分大きいのですが…
つまり妊娠・出産でストレスをもっと感じて鬱病になる人も少なくないという事です。

そして鬱病には休養が一番ですが妊娠・出産中なんて休養どころではありませんよね。
そこで処方される薬が抗うつ剤。
妊娠中に薬？！
と思いますよね。
しかし、最近では医学の進歩とともに研究もされ妊娠中に薬を飲める時代になってきました。
抗うつ剤もその１つです。
出産時に奇形児が産まれてくる可能性は低いと言われています。
もちろん絶対とは言い切れません。

ここはしっかりお医者さんと相談するのが一番だと思います。

■躁鬱病と薬について

躁鬱病とは躁とうつ状態が交互に来る鬱病の一種です。
という事は…
鬱病の薬としてよく処方される抗うつ剤だけではダメという事なのです。
うつ症状の時に抗うつ剤は効果的ですが躁の時に抗うつ剤を使ってしまっては効果がありません。

そこで躁鬱病の時に必ずといっていいほど処方される薬があります。
それがリチウムといわれる薬です。
この薬が優れもので躁症状の時もうつ症状の時にも効果的です。

しかし躁鬱病の人にとって躁の状態より怖いのがうつ状態です。
人間誰しもそうですが…
楽しい時はどんな時でも楽しいものですが、気分が落ち込んでいるときはどうしようもありません。
そんな状態が続くくらいなら…
と、そんな時抗うつ剤を必要でなくてもついつい飲んでしまう傾向にあります。

薬に頼ることはもちろん必要ですが頼りすぎないこと。

これが一番難しいのかもしれませんね。

鬱病に効く薬って？？？

鬱病に悩んでいる人なら誰しも気になる問題だと思います。
でもこれって答える側も難しい問題でしょうね…

私は医療従事者なのですけど、この質問が一番困ります。
私には効いたけど…
その人にこの薬が一番効くかと言われると難しい所だと思うのです。
もちろん医者は患者さんに一番効く薬を処方してくれます。
しかし、その薬が効かないことももちろんあるのです。

鬱病になってしまったら人にも相談出来ず、医者の処方された薬が絶対と信じてしまう事もあるでしょう。
しかし、何か違うと思ったときには必ず相談する事も必要なのです。
ここは患者さんの自己主張が一番大切なところだと思います。
薬漬けになれとはいいません。
ただ、せっかく薬を飲むのであれば自分にあった薬、自分に一番効く薬を選ぶというのも鬱病を治す第一歩だと私は思います。

自分の体は自分が一番知っているはず！

自分の体の変化に気づいてあげましょう！

現代では鬱病の患者さんが増えていくいっぽうです。
そこで鬱病を減らすためにどうしたらいいか考えてみましょう。

鬱病を治すためには？？？
いい薬ないの？？？

いい薬があればみんな飲んでます(笑)

鬱病を治す前に鬱病にならない対策を考える必要があるようです。
そうすれば鬱病も減るし薬だって必要ありません。

まず鬱病の最大の敵はストレスです。
ストレスに打ち勝つ強さ、またはストレスを発散させるすべを見つけることが第一歩なのかもしれません。
打ち勝つ強さを今すぐに作れというのは無謀かもしれません。
人間って本当は弱いのですから…
しかし、発散方法なら考え付くのでは？

１人でも多くの人が鬱病を減らすために考えてみてほしいですね。
薬なんかに頼らなくても生きていける生活を…

■鬱病の薬

鬱病になってしまい薬を飲まなくてはならなく状況。
そんな状況で妊娠なんて出来るの？？？
鬱病という以前に、薬を飲みながらの妊娠だなんて…
奇形児が産まれてきたらどうしよう…
普通はそう思いますよね。

ただでさえ鬱病という症状の中精神的にもいっぱいいっぱいでしょう。
しかし、その中でも子供が欲しい。
もしくは妊娠してしまった。
という例も珍しくありません。

しかし、実は現在処方されている薬には、ほとんどいっていいほど奇形児が産まれたなどという例は出ていないそうです。
意外ですよね。
私も調べて初めて知ったのですが…

鬱病だから…
鬱病の薬を飲んでいるから…
妊娠だなんて…

あきらめないで。
今の自分としっかり向き合って今をしっかり生きてみませんか？